Scratchのつかいかた

ブロックを組み合わせてプログラミングできる”Scratch(スクラッチ)”の使い方を紹介します。

Scratch で九九の問題を出題してみよう

Scratch を使って九九の問題を出題するプログラムの作り方を紹介します。

 

完成したステージのイメージ

九九の出題_001

画面中央にスプライトがいます。このスプライトに九九の問題を言わせます。

下の入力ボックスに答えを入れて、正解なら「あたり!」、不正解なら「はずれ」と言わせます。

10問出題して、最後に正解した数を言います。

 

完成したスクリプト

九九の出題_002

まず変数を3つ作ります。

作るのは、「正解した数」と「右」と「左」という変数です。

「正解した数」はその名の通り、正解した数をカウントするための変数です。

「右」と「左」は、右の項と左の項を入れるための変数です。

変数の作り方は「データ」カテゴリにある「変数を作る」ボタンから作ることができます。 

では、スクリプトを作っていきましょう。

まず「緑の旗がクリックされたとき」に「set [正解した数] to 0」で正解した数を0にしておきます。

次に「set [左] to 1から9までの乱数」、「set [右] to 1から9までの乱数」で左の項と右の項に1から9がランダムに入るようにします。

「乱数」を使うことで、こちらが一問ずつ問題を作らなくても、自動的に問題を作ることができます。

 

次はネコが出題する部分です。

「[左] と [×] と [右] と [は?] と聞いて待つ」ですが、これは演算のカテゴリにある「[hello] と [world]」というブロックを使います。

中に入る [左] や [右] はデータのカテゴリから持ってきます。

「〜と聞いて待つ」は調べるのカテゴリにあります。

順番に入れていけば「左×右は?」と聞いて入力ボックスが表示されるようになるはずです。

 

次は正解の判定です。

「もし [答え] = [左] * [右]なら」「[あたり!] と2秒言う」。これはそのままですが、左の数(1から9の乱数)と右の数(1から9の乱数)のかけ算が答え(入力ボックスに入力された数)とおなじなら「あたり!」と言います。

「[正解した数] を 1 ずつ変える」で、変数の正解した数を増やします。

「もし [答え] = [左] * [右]ではないなら」「[はずれ] と2秒言う」。これは左の数(1から9の乱数)と右の数(1から9の乱数)のかけ算が答え(入力ボックスに入力された数)と違っていたら「はずれ」と言います。

こちらは正解ではないので、[正解した数]の変数は変えません。

 

これを10回繰り返すと、10問出題されます。

左と右に入る数は毎回変わるので、毎回違う問題が出題されます。

最後に「正解した数は [正解した数] だよ!」と言わせて完成です。

この言葉も「[hello] と [world]」ブロックを使ってつなぎ合わせます。

 

左や右に入れる数を変えたり、計算部分を足し算や引き算に変えたり、繰り返す数を変えるなどすると、更に様々な問題を作ることができます。

それぞれのプログラムに応じて変更して下さい。

PR